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千葉県船橋市,船橋法典の漢方相談、不妊,不育症相談、薬局キリン堂の情報ブログです


by kirindo-ph
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不育症

「不育症」とは、妊娠はするものの流産や死産を繰り返す状態のことで、妊娠しにくい「不妊症」と しばしば混同されてしまう症状でもあります。
2011年、専門医でつくる厚生労働省研究班は、「2回以上の流産、死産、あるいは早期新生児死亡の既往がある場合」を「不育症」と定義づけました。
ちなみに、二人目をなかなか出産できない不育症に関しては特に、「続発性不育症」という名称で呼ばれています。

現在、不育症の患者さんのうちの6割以上が原因不明で、なかなか有効な手立てがないと言われております。
しかしながら、2000年代の初め頃から、血液が固まりやすい「血栓症」がその原因として注目され始め、今では不育症と診断された場合、血液検査などで病気や血流障害を調べるケースが多くなりました。
患者さんに使用される主なお薬には、血栓を防ぐ「ヘパリン」(注射薬)や「アスピリン」(内服薬)などがあります。
中には、独自の検査項目を設けて原因を探ったり、検査で異常のみられなかった患者さんに対しても必要に応じて薬を処方する不育症専門の医療機関などもあるようです。

実際のところ、不育症のリスク原因のうち、血流に関わるものが少なくとも4分の1を占めているのだそうです。
胎児に栄養や酸素を与える胎盤においては血流が遅いため血栓ができやすいことや、不安や緊張を感じることで血管が収縮してしまい胎児に送られる血流量が減ることなど、考えられる要因は患者さんによってさまざまです。
不安や緊張といえば、それらを感じることによって免疫システムが失調し、流産の引き金になりうるという説もございます。
また、流産や死産という辛い経験を繰り返してしまわれた女性の場合、罪の意識やプレッシャーなどから「うつ病」を発症し、状況を悪化させてしまうケースなども少なくないようです。

カウンセリング専門の薬局キリン堂では、不妊症や不育症に悩むご夫婦、そしてこれから生まれてくる赤ちゃんの元気と健康を目標にしております。
ある意味では、不育症においてこそ、よりお役に立てると言えるのかも知れません。
お一人お一人に最適なカウンセリングをさせていただくことで、メンタルケアを施しながら、気血を巡らせ心とからだをのびやかに整え、私たちが本来持っている生命の力を十分に発揮できますよう、お手伝いをさせていただきます。

ある調査によると、不育症の原因がはっきりしなかった患者さんのうちで、専門家によるカウンセリングを受けられた方の出産成功率は、そうでない方よりもずっと高かったのだとか。
また、妊娠前の適切なメンタルケアが流産率を下げるという海外の論文なども、近年では日本国内においても紹介がなされています。
私たちのカウンセリングによって、これからも多くの皆様に幸せをお届けできますことを、心より願っております。
by kirindo-ph | 2013-09-26 22:30 | 子宝,不妊症